就職活動では、電化製品や端末などの電気回路を使った製品開発に携われる企業を探していました。その中でも、マイクロテクノロジーは、ハードウェアからソフトウェアまで幅広い開発を手掛けており、対応領域の広さに興味を持ちました。
一方で、規模が大きな企業では過度な分業化により、自分の影響力の波及範囲が限定されることに懸念がありました。せっかく入社するのであれば、企業の目標に貢献したいと考えていたためです。マイクロテクノロジーでも、開発分野ごとに部署が分かれていますが、各工程で自分の能力を発揮できそうだったので、最終的に入社を決めました。
技術者として、「自社製データロガーのWindowsアプリケーション開発」「HILSシステムの構築、改修、保守、運用」「複数のアプリケーション開発案件のプロジェクトマネジメント」などに携わってきた経験を生かし、現在は部門のマネジメントに専念しています。
特にここ数年は、マネジメント業務の中でも、将来的に部門の強みを業界内で維持していくための取り組みに注力してきました。メンバーに納得して取り組んでもらうために今実施する必要性や描いている未来について丁寧に説明することを心掛けています。
仕事の面白さを感じる場面は、人の心を動かすことができたときです。例えば、自社、自部門に対して自分が提案した新たな取り組みの必要性を理解して、一緒に行動してくれる、といった場合です。また、顧客との交渉においても知識と経験をもとに適切なシナリオを提案し、顧客の心が動いたことで、自身・自社にとっても利益のある結果に導けたときの感動はひとしおです。
もともと、私は職人タイプだと認識していたのですが、自分でも意外に組織の先頭に立ってメンバーを率いることにも面白さを感じるようになりました。そういう気付きもあり、キャリアを方向転換して、マネージャー職に専念し、精進しています。
他者と協力して仕事を進めるときに落とし所を見つけられた、または落とし所を見つけるための協議ができたときに成長を実感します。全体最適を意識して物事を捉え、動けるようになりました。
そもそも課題として、自身の主張を曲げて他者の意見を素直に受け入れることへの苦手意識がありました。エンジニアとして経験を積み、マネージャー職としてメンバーを率いる立場になったことにより、仕事を円滑に進行するためには、今までの考え方ではいけないと自覚できたことがきっかけでしょうか。技術者のままでは得られなかった気付きかもしれないと今では思います。
マネージャーとしてより大きい組織を率いて、貢献度の高い仕事をし、マイクロテクノロジーの経営に参画していきたいです。マイクロテクノロジーは社員の多くが技術者ということもあり、技術者の能力を生かしやすい環境づくりにも取り組みたいと思っています。私自身も技術職出身なので、自分の経験・知見を生かしてもっと会社を良くしていきたいです。
マネージャーとして大きな仕事を成し遂げるには、まだまだ勉強することがあり、部下をマネジメントするスキルや部門・経営状況を数値から把握するスキル、改善策を出すためのスキルを学んでいます。
最近は育児中心の日々を過ごすことが多く、少し合間ができたときは、リフレッシュのためにゲームなどを楽しんでいます。今はインドア系の趣味が多めですね。仕事以外の趣味を通じて知り合った友人との付き合い、コミュニケーションも大事だと思っていて、そこで得た知見や考え方は仕事のアイデアにつながることもあります。