インターンシップに参加したときに、ものづくりの幅広い知識や技術が身に付けられ、エンジニアとして成長できそうと感じたことが入社の決め手でした。
大学では文系学部に在籍していましたが、IT業界でスキルを身に付けられる就職先を探していて、その中でマイクロテクノロジーを知りました。ハードウェアやプログラムに関する知識がほとんどない状態だったので不安はありましたが、参加した体験型のインターンシップで先輩社員に親身に教えてもらい、組み込み開発の仕事に興味を持ちました。
文系出身者でも開発業務に携われるよう研修プログラムが組まれていることを聞いていたので、技術者として活躍できないかもしれないという不安は解消されました。
2021年4月に入社し、その後研修やOJTを受け、ファームウェア開発部門の一員として実際に開発業務を担当しています。携わった製品は「GPS位置情報端末の温湿度センサー」「傾斜監視クラウドシステムの端末」「複合機」などです。
現在は、ある複合機メーカーに客先常駐し、新規機能の実装とテスト業務に取り組んでいます。当初は経験したことがない実装の多さに苦労し、ソースコードの記述ミスや漏れを修正するのにかなりの手間が掛かりました。デバッグしても正常に機能せず、協力会社からの問い合わせ対応にも追われて大変な期間ではありましたが、先輩社員にも協力してもらい、納期間近で実装を成功させました。
結合テストの結果、不具合なく無事にやり遂げたときは、大きな達成感があり、「開発の仕事は面白い」と改めて実感しました。
常駐先である複合機メーカーの案件で、新規ログイン機能の開発における実装とテストを担当しました。ログイン関連データをネットワークやセキュリティを担う他機能に受け渡す処理の実装を行い、他機能との結合テストを実施。
期待する動作にならず、その後も原因の究明と調整、テストを繰り返し実行しました。当社の先輩や常駐先の社員の方々にも相談し、協力も受けながら、最終的には無事にテストに通過できました。
このときの、ものづくりをする感覚や達成感は、大学生の頃に経験したオーケストラとよく似ていました。仲間たちと相談しながら曲を決め、一緒に練習して、演奏する。失敗と練習を繰り返し、徐々に形にしていくことが一緒だったのです。
社内外の方と適切に意思疎通できて、仕事を前に進められたときに成長を実感します。多忙な業務の中で常駐先の社員の方々とやり取りする場面が増えて、必然的に質問や相談などコミュニケーションに関するスキルが培われたのだと思います。
元々あった課題として、先輩や上司、常駐先の社員の方々に適切に質問し、コミュニケーションを取りながら仕事を進めることへの苦手意識がありました。入社後のOJT研修で、組み込みソフトウェア開発の基礎技術を習得するときにも進め方や困っていることを先輩に質問できず、作業が滞ってしまう経験がありました。
最初は大変でしたが、常駐先の環境や自分の意識によって、課題が解消され、成長を実感できたので良かったです。
エンジニアとしてマネジメントとスペシャリストのどちらに進むこともできる中で、現時点ではスペシャリストに興味があります。開発業務において自分が得意とする技術を持ち、さまざまな案件に対応できるようになることが当面の目標です。
現在はデータベースの操作やデータのログの確認といったLinuxを学びながら複合機の開発に携わっています。Linuxのコマンドの使い方・打ち方はもちろん、疑問や困りごとがあれば先輩社員に相談して理解を深めています。
社会人になってゴルフを始めるようになり、ここ最近は月に1、2回のペースで打ちっぱなしに通っています。ゴルフを始めたばかりなので、球をまっすぐ飛ばすことすら難しい段階ですが、良い気分転換になっています。業務ではデスクワークが多いので、休日に体を動かしてリフレッシュしています。