ハードウェアとソフトウェアの両方の開発経験があることから組み込み機器開発に興味があり、業務としてはハードウェアに近いソフトウェア開発に携われる企業を探していました。
前職では、取引先が限られていたせいか業務量が不安定で、将来のキャリアも描きづらいことが難点でした。一方で、マイクロテクノロジーは家電から自動車まで幅広い開発実績と顧客を持ち、将来的に高めたいスキルや目指すキャリアの選択肢が広いところが魅力的でした。さらに、顧客の要望に対してハードウェアからソフトウェアまで一貫して提案できる能動的な経営戦略にも共感できたので入社を決めました。
担当業務としては、自動車関連の開発におけるハードウェア選定やハードウェア評価、ソフトウェア設計・実装の役割を担っています。具体的には、車載CANロガーのアプリケーションやファームフェア開発です。自動車内部では複数の電子制御ユニットが相互に通信しており、その通信規格をCANと呼びます。車載CANロガーは電子制御ユニット間の通信を記録する装置で、記録された通信データは自動車の開発や走行データの解析に活用されます。そのほかにも、車載USB記憶領域デバイスのファームウェア開発やテストアプリケーション作成に取り組んでいます。
また最近では、組み込みLinux機器の開発に取り組んでいます。ほかにも、部内では機械学習やAIの情報収集・実験するワーキンググループ活動を実施しており、そこで得た知見を活用しつつ、自身の成長を実感しながら楽しく業務に取り組んでいます。
エンジニアとして、マイクロテクノロジーの仕事が面白く感じるのは、開発のさまざまなプロセスの中で実現の可能性を突き詰めているときです。「このハードウェアを使えば実現できるんじゃないか。ソフトウェアをこう組めば実現できるんじゃないか。」と悩みつつ、解決に導くためのアプローチを検討するのが好きです。
アプローチの一例を挙げると、プログラミングにおいて複数の実現可能な候補の内から1つ選択する。または候補がなくても選択肢を増やすために類件調査や技術などを調査する。といったことです。その後、実装やテストを経て自分の選択した候補に問題がなかったことを確認したときは、ほっとすると同時に達成感も味わえます。
打ち合わせなどで、どのようにすれば実現可能かの説明や提案をできるようになったことに自身の成長を感じています。
もともとは、知識や想定力不足が課題で、説明や切り出し方の未熟さを感じていました。
ある業務では、実装やテスト途中に元々選定していたマイコンでは要求仕様を満たせない恐れがでてきてしまったことがあり、その話の切り出し方や拠り所とするデータ収集に時間を費やしてしまうことがありました。結果として、報告が遅くなってしまい関係各所に迷惑をかけてしまったことがありました。
この事があってから、自身の課題は説明や提案手法であると捉え、上司の説明や提案している際の話し方を参考にし、より積極的にチームメンバーに対してアプローチしていくのを目標にしました。今後も継続し、ゆくゆくは顧客への説明や提案を担えることを目指しています。
ハードウェアとソフトウェアの両方の知見をさらに高めていき、顧客の要望に沿った提案や設計、実装ができるようになりたいです。
開発のスキルを高めてスペシャリストを目指す道がある一方で、マネジメントにも興味があり、考え方も身に付けたいと思っています。開発については技術書や技術セミナーなどから情報収集し、マネジメントについては会社指定のマネージャー向けセミナーを受講して取り組んでいます。
現時点で、将来のキャリアをマネジメントかスペシャリストのどちらを選ぶのかは検討中で、業務で身に付けた知見やスキルを試しながら決めようと考えています。
昔からものづくりが好きで、休日は高校時代からの趣味である電子工作をしたり、ちょっとしたプログラミングをしたりして過ごしています。仕事とは全く関連がないものづくりであっても、頭の中の思考が整理されたり、アイデアの参考になったりして、役立つことがあります。仕事から離れて気分転換したいときは、海沿いの公園までサイクリングしたり、友人と一緒にキャンプしたりと、外で体を動かす過ごすこともあります。
当日作業の確認、朝会で報告する内容のまとめ作成
ソフトウェア実装作業
実現性の調査や検討