マイクロテクノロジーは主な事業として組み込み開発を提供しています。組み込み開発とは、特定の製品が機能を実現するためにコンピューター(マイコン)を組み込むこと。さまざまな製品でこの組み込み開発の技術が使われています。
例を挙げると、自動車やカメラ、音響機器、OA機器など。一般の方が身近に使われる製品にも実はマイクロテクノロジーの組み込み開発技術が用いられています。組み込みシステムは、製品内部に埋め込まれており、どういう仕組みでそれぞれの製品が機能するのかは分かりづらいですが、社会に不可欠な技術と言えます。
マイクロテクノロジーでは、組み込み開発を「ハードウェア開発」「ソフトウェア開発」「ビジネスソリューション開発」の3つの軸で、専門的に取り組んでいます。それぞれの開発部門については、以降で詳しくご紹介しています。
ハードウェア開発部門は、顧客の要望を実現するために、回路設計、部品調達、基板の組み立て・評価、筐体の製作など、組み込みシステムにおけるハードを開発しています。
組み込み開発は基本的に、どれほどソフトウェアの機能が充実していても、ハードウェア(基板)のスペック以上の機能を発揮することができません。マイクロテクノロジー弊社ではハードウェアとソフトウェアの両方の開発機能を有しているため、顧客の要望に対して、ハードウェアとソフトウェア間の連携が取りやすく、コストと品質のバランスが取れたハードウェア開発を得意としています。
ソフトウェア開発部門は、要求分析により明確化した機能をプログラミングによって実現し、組み込みシステムにおけるソフト開発を担います。ソフトウェア開発には、ファームウェアとアプリケーションウェアの開発も含まれます。
ハードとソフトは最終的に1つのシステムになるものの、分業体制を取っています。ただし、ハードウェアのスペックに応じて機能を設計する必要があるため、ハードウェア開発担当と連携しながら開発を進めます。
ソフトウェア開発では、基本設計や詳細設計の理解が求められます。システムが実現すべき状況を顧客とすり合わせ、コストとのバランスを保ち、最適な機能を構築していきます。
アプリケーション開発部
K.A.
工学部電気電子工学科卒業
2019年入社
ファームウェア開発1部
N.M.
電子システム技術科卒業
2021年入社
ファームウェア開発2部
T.K.
文理学部史学科卒業
2021年入社
アプリケーション開発部
U.T.
工学部電気電子工学科卒業
2003年入社
ビジネスソリューション開発部門は、顧客のニーズを基にビジネスの効率化・最適化を実現するための管理システムを開発しています。
管理システムは、IoTセンサーデバイスで検知したデータがクラウドに送られ、そのデータをクラウド上で処理するプログラムが働き、データベースに情報が反映される仕組みです。ビジネスソリューション開発では、検知データがクラウドに送られてからの一連の処理機能の開発を担っています。
顧客のビジネスを最適化するシステムであることから、使い勝手の良さ、認識しやすさ、といったユーザーの使用感を意識した開発が求められます。